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2025年8月29日
世界で使われているユニークなドメインとその意味

インターネットを利用していると、URLの最後に付いている「.io」や「.jp」といった文字列を目にする機会があります。これらは単なる装飾ではなく、実はそれぞれ意味を持つ「トップレベルドメイン(TLD)」です。本記事では、代表的なドメインとその由来について解説します。


ドメインとは何か?

ドメインはインターネット上の「住所」に相当します。
例えば、google.comyahoo.co.jp など、世界中のウェブサイトはそれぞれ一意のドメインを持っています。

そのうち、最後に付く文字列「.com」や「.jp」などはトップレベルドメイン(TLD: Top Level Domain)と呼ばれ、サイトの種類や国を示す役割があります。


国を表すドメイン(ccTLD)

国や地域を示すドメインは ccTLD(Country Code Top Level Domain)と呼ばれます。代表的な例は以下の通りです。

  • .jp → 日本
  • .us → アメリカ
  • .uk → イギリス
  • .de → ドイツ(Deutschland)
  • .cn → 中国(China)

例えば example.jp であれば「日本に関連するドメイン」という意味になります。


面白いドメインの例

.io

本来は「イギリス領インド洋地域(British Indian Ocean Territory)」の国別ドメインです。
ただし「Input/Output(入出力)」の略としても読めるため、IT企業やスタートアップの間で非常に人気があります。
例:tech.iogame.io

.tv

ツバルという小さな島国の国別ドメインですが、「テレビ(TV)」に見えることから、動画配信サービスやメディア企業で広く利用されています。
例:twitch.tv

.ai

アンギラ(カリブ海の島国)の国別ドメインですが、「Artificial Intelligence(人工知能)」の略として注目され、AI関連サービスで人気です。
例:openai.ai

.me

モンテネグロの国別ドメインですが、英語で「私(me)」という意味に通じるため、個人ブログやプロフィールサイトに適しています。
例:about.me

.jp

日本の公式ドメインで、信頼性が高いため企業や団体で多く利用されています。
例:yahoo.co.jp


汎用ドメイン(gTLD)

国を示さない、誰でも取得できるドメインも存在します。これを gTLD(Generic Top Level Domain)と呼びます。

  • .com → 商業(Commercial)
  • .org → 組織(Organization)
  • .net → ネットワーク(Network)
  • .info → 情報(Information)

近年では用途にこだわらず自由に取得可能ですが、由来を知ることでドメイン選びの参考にもなります。


まとめ

  • ドメインの最後の「.◯◯」には、国や用途の意味が隠されています
  • .io.ai は本来は国コードですが、IT関連の略語として利用されることが多い
  • .tv.me は言葉としての意味を活かしてユニークに使われています

新しいサービスやウェブサイトを利用する際には、ドメインの意味にも注目してみると、ちょっとした発見があるかもしれません。